歯ツラツくん
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歯医者に行きたがらない高齢者への上手な声掛けとは
はじめに|「歯医者に行こう」と言っても嫌がるときはどうする?
「歯が痛そうだから歯医者に連れて行きたいけれど、本人が嫌がってしまう」
「歯医者に行こうと声をかけても、『行かなくていい』と言われてしまう」
「どう声をかければ、本人が納得してくれるのかわからない」
高齢の親御様を介護されているご家族様から、このようなご相談をいただくことがあります。
ご家族様としては、できるだけ早く歯科受診をしてほしいと思っていても、
無理に連れて行こうとすると、ご本人様がさらに拒否してしまうこともあります。
特に、身体機能の低下や認知症などによって外出への不安が強くなっている場合、
「歯医者へ行くこと」そのものが大きな負担になっている可能性もあります。
では、歯医者に行きたがらない高齢者様には、どのように声をかければよいのでしょうか。
この記事では、高齢者様が歯科受診を嫌がる理由、避けたい声掛け、
受診につながりやすい声掛けの具体例、そして通院が難しい場合の「訪問歯科」という選択肢について詳しく解説します。
第1章|高齢者が歯医者に行きたがらないのには理由があります
ご家族様からすると、「歯医者へ行けば治療してもらえるのだから、行けばいいのに」と思ってしまうかもしれません。
しかし、ご本人様にはご本人様なりの理由があることがあります。
例えば、
- 歯科治療に対する恐怖心がある
- 痛いことをされそうで不安
- 歯科医院まで行くこと自体が疲れる
- 車や公共交通機関での移動が大変
- 待合室で長時間待つことが負担
- 認知症などにより環境の変化に不安を感じる
- 以前の歯科治療で嫌な経験をした
- 自分のお口を見られることが恥ずかしい
- 「年齢的に治療しても仕方がない」と考えている
など、さまざまな可能性があります。
そのため、まず大切なのは「なぜ行きたくないのか」を考えてみることです。
「歯医者が嫌」という言葉の裏側に、「怖い」「疲れる」「外に出たくない」「何をされるのかわからない」といった気持ちが隠れていることがあります。
ご家族様がその気持ちを理解しようとするだけでも、声掛けの方法は変わってきます。
また、高齢になると、お一人での通院が難しくなり、歯科医院へ行くこと自体が大きな負担になる場合があります。
「本人がわがままを言っている」と考えるのではなく、受診を難しくしている原因を一つずつ考えることが、最初の一歩です。
第2章|避けたい声掛けと、受診につながりやすい声掛け
歯医者へ行ってほしいと思うあまり、ご家族様が強い言葉を使ってしまうことがあります。
例えば、
「歯医者に行かないとダメでしょ」、「ちゃんと治療しないと大変なことになるよ」、
「みんな行っているんだから行こう」、「痛くないから大丈夫」といった声掛けです。
ご家族様としては心配しているからこその言葉ですが、ご本人様にとっては「責められている」、
「自分の気持ちを理解してもらえない」と感じることがあります。
そこでおすすめしたいのが、否定するのではなく、まず気持ちを受け止める声掛けです。
例えば、
「歯医者はちょっと嫌だよね」まず、ご本人様の気持ちを受け止めます。
「何か気になるところがあるの?」嫌がっている理由を聞いてみます。
「痛いところがないか、一度相談してみようか」「治療しなければならない」と決めつけず、相談という形で伝えます。
「まずはお口を見てもらうだけでもどうかな?」最初から治療を目的にするのではなく、心理的な負担を下げます。
「家で診てもらえる歯医者さんもあるみたいだよ」外出そのものが負担になっている場合は、訪問歯科という選択肢を伝えてみましょう。
大切なのは、「行かせる」のではなく、ご本人様が安心して受診できる方法を一緒に考えることです。
第3章|ご家族様が使いやすい「上手な声掛け」5つのポイント
実際に声をかけるときは、次の5つを意識してみましょう。
① まず本人の気持ちを聞く
「どうして行きたくないの?」と問い詰めるのではなく、「歯医者さん、何か心配なことある?」と優しく聞いてみましょう。
理由がわかれば、その原因に合わせた対応ができます。
② 「治療」より「相談」という言葉を使う
「歯を治しに行こう」と言われると、治療への恐怖を感じる方もいます。
その場合、「一度、歯医者さんに相談してみよう」という言い方に変えるだけでも、受け入れやすくなる場合があります。
③ 本人に選択してもらう
「明日行くよ」と一方的に決めるのではなく、「午前と午後ならどっちがいい?」、
「家で診てもらう方法もあるけど、どう思う?」など、できる範囲でご本人様に選んでもらうことも大切です。
④ 体調や気分の良い時間に声をかける
疲れているときや機嫌が悪いときに受診を促しても、うまくいかないことがあります。
比較的落ち着いている時間帯に、穏やかに話してみましょう。
⑤ 一度で納得してもらおうとしない
一度断られたからといって、すぐに諦める必要もありません。
その日は話を終えて、別の日に改めて話してみることも一つの方法です。
ご本人様の気持ちを尊重しながら、焦らず進めることが大切です。
第4章|「歯医者に行く」こと自体が難しいなら訪問歯科という選択肢
声掛けを工夫しても、「そもそも歯科医院まで連れて行くのが難しい」というケースもあります。
例えば、
- 歩行が不安定
- 車椅子を利用している
- 寝たきりになっている
- 認知症があり外出を嫌がる
- ご家族様が仕事などで付き添えない
- 外出すると身体的な負担が大きい
といった場合です。
このようなときに知っておきたいのが「訪問歯科」です。
訪問歯科では、歯科医師や歯科衛生士がご自宅や介護施設等へ訪問し、歯科診療や口腔ケアを行います。
診療内容は歯科医院によって異なりますが、
- 虫歯の治療
- 歯周病の治療
- 入れ歯の調整・修理
- 口腔ケア
- お口の状態の確認
- 食べる・飲み込む機能についての相談
などを受けられる場合があります。
「歯医者へ行こう」と説得することが難しい場合でも、「歯医者さんに来てもらう」という方法があることを知っておくと、ご家族様の選択肢が広がります。
第5章|ご家族様だけで悩まず、まずは訪問歯科へ相談を
「本人が嫌がっているから、どうしたらいいのかわからない」、このような場合、ご家族様だけで解決しようとする必要はありません。
介護サービスをご利用中であれば、ケアマネジャー様へ相談してみるのも一つの方法です。
「最近、歯医者を嫌がるようになった」、「入れ歯を使わなくなった」、「食事がしにくそう」、「歯磨きを嫌がる」など、
普段の生活で気になっていることを伝えてみましょう。
Q&A|歯医者に行きたがらない高齢者への声掛け
Q1.「歯医者に行こう」と言うと怒ってしまいます。どうすればいいですか?
A. 無理に説得し続けるのではなく、まずはご本人様の気持ちを受け止めてみましょう。「歯医者は嫌だよね」、「何か心配なことがある?」など、理由を聞くところから始めるのがおすすめです。
Q2.認知症がある場合は、どのように声をかければいいですか?
A. 一度に多くのことを説明するのではなく、短くわかりやすい言葉で伝えることを意識しましょう。「治療しに行こう」ではなく、「お口を見てもらおう」、「まず相談してみよう」などの表現も考えられます。
Q3.本人がどうしても外出を嫌がります。どうしたらいいでしょうか?
A. お一人での通院が難しい方であれば、訪問歯科という選択肢があります。歯科医師や歯科衛生士がご自宅や介護施設等へ訪問して診療を行います。
Q4.痛みを訴えていなくても歯医者に相談したほうがいいですか?
A. はい。高齢者様の場合、虫歯や歯周病、入れ歯の不具合などがあっても、ご本人様がうまく症状を伝えられない場合があります。食事量の変化や口臭、入れ歯を使わなくなったなどの変化があれば、一度相談してみましょう。
Q5.どこへ相談すれば訪問歯科を探せますか?
A. ケアマネジャー様や訪問歯科に対応している歯科医院へ相談できます。また、歯科衛生士へ無料相談できる窓口を利用する方法もあります。ご本人様の状況を伝えたうえで、訪問歯科を手配してもらう事も可能です。
まとめ|「行かせる」より「安心して受診できる方法」を考えましょう
高齢の親御様が歯医者へ行きたがらないとき、ご家族様は「どうすれば行ってくれるのだろう」と悩んでしまいます。
しかし、無理に説得することだけが解決方法ではありません。
まずは「なぜ行きたくないのか」を考え、ご本人様の不安や負担を受け止めることが大切です。
「歯医者に行こう」ではなく、「一度相談してみよう」「お口を見てもらおう」と声掛けを変えることで、受診への抵抗感が和らぐ場合もあります。
そして、歯科医院までの移動そのものが負担になっている場合は、訪問歯科という選択肢があります。
「歯医者に連れて行きたいけれど、どうしたらいいかわからない」と感じたら、ご家族様だけで抱え込まず、ケアマネジャー様や専門の相談窓口へご相談ください。
まずはお気軽にご相談ください
今すぐ電話で相談▶訪問歯科119番 TEL:0120-763-182 https://www.119.dental/
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