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サンスター㈱ 「歯とハグキと食生活」アンケート調査

投稿者:訪問歯科119番

 

サンスター㈱は、このほど「歯とハグキの健康が食生活に与える影響に関する調査」を行い、

その結果を公表しました。

60 歳以上の男女 312 人を対象に、歯とハグキの健康が食生活に与える影響に関する調査を行ないました。

調査の結果、人生最後の食事として食べたい食事は、「現状の歯とハグキ」で選ぶなら

『まぐろのにぎり寿司』が第1位になりました。

 

「もしも、歯とハグキが健康な状態に戻った場合」に何を選ぶかを聞いたところ、

歯ごたえのある『厚切りのステーキ』が『まぐろのにぎり寿司』を抜いて最も多くなり、第 1 位になりました。

本調査では、歯周病の症状が多い人のおよそ 6 割が「やわらかいものを選ぶ」・「硬いものを遠慮する」、

 

さらに「歯とハグキが健康ならもっと食べたいものを自由に食べられると 思う」と回答しており、

歯やハグキの健康状態で食べたいものが左右されている現状が浮き彫りになりました。

この結果について、一般財団法人 サンスター財団附属千里歯科診療所の副所長・管理歯科医師の鈴木秀典氏は、

「歯周病の症状があると、“硬くて噛み切れないのでは”、“歯と歯の間に詰まってしまって取れないのでは”

などと考えて、食べるものを選ばざるを得ないこともあります」と解説されています。

 

「現状の歯とハグキでは躊躇する人もいた『厚切りのステーキ』が、歯とハグキが健康になったら食べたい

食事として挙がったのは象徴的だと言えるでしょう。歯周病は『食事をする』という

生活の一場面にも影響を及ぼすのです」と話されています。

次回はさらに詳しい調査結果についてご案内いたします。

 

上記の続編として、標題の詳しい調査結果をご案内いたします。

【調査結果】
▲歯とハグキが健康な状態に戻ったなら、食べたいのは『厚切りのステーキ』

人生最後の食事だとしたら何を食べたいか、20 の選択肢と自由回答で聞いたところ、

「現状の歯とハグキ」では『まぐろのにぎり寿司』を挙げた人が全体の 20.5%で第 1 位になり、

「もしも、歯とハグキが健康な状態に戻ったなら」という条件下では『厚切りのステーキ』を

挙げた人が 25.2%で最も多くなり、人生最後に食べたい食事の第1位になりました。

 

また、歯とハグキが健康だったなら食べたいものを複数回答で聞いたところ、

現状の歯やハグキの状態では選ぶ人が少なかった『フランスパンなどハード系のパン』や

『堅焼きせんべい』などの硬いものを挙げる人は増加しました。

 

一方、やわらかい食べものを挙げる人は減少し、歯とハグキが健康な状態ならば、

歯ごたえのあるものを積極的に食べたいと思っていることが顕著に現れました。

歯やハグキが健康な場合に食べたい食事の自由回答には、『塩おむすび』や『たくあん』などの素朴なものや

『アワビ』などの高級食材が挙がったほか、『りんごのまるかじり』や『がぶりつけるような食材肉系』といった

意欲的な回答や、『トロや鯛のぶつ切りを食べてみたい』といった声が見られました。

 

▲歯やハグキが健康でないと食べたいものを自由に食べられない傾向
「歯が痛んだりしみたりする」「歯がぐらつく」「ものがはさまる」といった歯周病の症状が

3 つ以上ある人のうち、64.8%の人が「歯とハグキが健康ならより食べたいものが自由に食べられると思う」

と回答されました。

 

一方で、歯周病の症状が少ない人で同様に感じている人は 35.9%で、30 ポイント近い差が出ました。

さらに、歯周病の症状の多い人の 58.9%が「やわらかいものを選ぶ」・「硬いものは遠慮してしまう」と回答しており、

歯とハグキの症状によって、食べるものが左右されている現状が浮き彫りになりました。

 

▲歯周病の症状が少ない人の方が、食生活・生活全般の「充実度は高い」と回答

食生活の充実度に関する設問に対しては、歯周病の症状が少ない人では、

80.8%が「充実していると思う」と回答されました。

 

一方、歯周病の症状が多い人で「充実していると思う」と回答した人は、66.7%で、

食生活の充実度に顕著な差が見られました。普段の生活についても、歯周病の症状が少ない人の方が

充実していると答える割合が高く、歯とハグキの健康状態がよいことが、食生活や普段の生活の充実度に

関連していることが伺えました。
▲歯やハグキに対する健康意識は高いものの、歯間清掃具や液体製品の使用率は 2 割に満たない

歯やハグキの健康については、歯周病の症状が多い人の 94.2%が、また歯周病の症状が少ない人でも 84.6%が

「意識する」と回答し、歯やハグキの健康に対する意識は、全体的に高いことが分かりました。

その理由を複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは「過去に歯を治療した経験があるから」という回答ですが、

53%の人が「歯と口の健康が全身の健康にも関わっていると思うから」とも回答、全身の健康との関わりの中で、

歯やハグキの健康を捉えていることが分かりました。

 

しかしながら、デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃具の使用頻度を尋ねたところ、

日常的に使っていると答えた人は全体のわずか 17%でした。また、デンタルリンスなどの液体製品を

毎日使っていると回答した人は約 1 割、使ったことがない人は約半数で、歯やハグキの健康を意識しながらも、

ケアの実態が伴っていない現状が浮かび上がりました。

 

今回の調査結果でもわかるように、歯と全身の健康は深い関わり合いがあることが浮き彫りになりました。

 

 

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訪問歯科119番/在宅歯科医療支援機構 0120-763-182

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